うつ病

私が受診した2つの心療内科の特徴

私が情緒不安定だった時に、
周囲から心療内科の受診を進められ、
通っていた時期があります。

その時、自分に合った病院を受診したいと考え、
2つの診療内科に行きました。

どちらも、心療内科・精神科といったように、
2つが組み合わさった病院だったのですが、
その中身のやり方はかなり違いがありました。

仮にA病院とB病院という風に分けた時、
まず受付の雰囲気から両者かなり違いがありました。

A病院は、受付の方がとても笑顔だったのもそうなのですが、
患者さん達もとても楽しそうに看護婦さん達と雑談していたり、
患者同士でお話をしていたりと、病院とは思えない活気がありました。

ちょっとした悩み事の相談でも通えそうなくらい、
気楽な雰囲気でした。

一方、B病院は、普通の病院と同じようにとても落ち着いた雰囲気の受付でした。

患者さん同士が喋っているということはなく、
基本的に話す相手は主治医と1対1のみという感じでした。

恐らく、世間一般的な雰囲気の病院だったと思います。

たまたま私が行った病院がそうだったというだけなのかもしれませんが、
2つの病院を見比べた時に、かなり違いがありました。

初めての受診の時は、
問診票を記入していくというのはどちらも同じだったのですが、
その後の治療の流れというのは、
本当に違いました。



2つの心療内科の治療方針について

2つの病院に行った時、
私についた病名は違うものになりました。

そして、精神病というものに対する考え方も、
両者の病院では違いがありました。

まずA病院の考え方としては、
「楽しい経験を増やすことがとても大事」というもので、
患者さん同士で交流をもてるようなプログラムが治療のメインでした。

一番最初にカウンセリングや主治医との対談はあれど、
それ以降は決まった日付に病院に行って、
とにかく患者さん同士で集まって色々やるというような感じでした。

頻度としては3日に1回くらい。

イメージとしては、習い事の教室に近いような感じですね。

そこに、看護婦さん達が支えとなっているような感じで、
患者さんが集まってお菓子を作ったり、
裁縫をしたり、プラモデルを作ってみたりといった感じで、
病院という感覚とは遠く離れた感じでした。

実際集まった患者さんは多種多様で、
うつ病の患者さんもいれば、
パニック障害の患者さんもいればという感じで、
ごちゃまぜな感じでした。

一方、B病院の考え方としては、
「薬に頼らない治療」というもので、
抗うつ剤とかもでるのですが、
漢方薬やサプリメントなどの身体に優しそうな薬も活用していました。

グループワークというのもあったのですが、
それは同じ病気の患者さんが集まって、
問題に対してどう考え向き合っていくのか?という認知の歪みを正すようなものでした。

病院に行く頻度としては、
月に1回くらいで、基本は主治医との1対1の対談。

薬に関する詳しい説明や、
病気の詳しい話などもよくしてもらえました。

2つの診療内科に行って良かったと感じたところ

どちらの病院も、
それぞれ良さがあって、
どっちに通い続けるか?というのは悩みました。

A病院は基本的に楽しい場所という感じですが、
月に1回はカウンセリングがあり、
目標をカウンセラーの人と設定したりして、
明確な希望をもちやすかったです。

他の患者さんが、
こんな風に良くなった!と嬉しそうに話してくれたりもしたので、
通い続ければ私もこんなふうに良くなっていくんだ!とも感じました。

B病院の方はとても落ち着いた雰囲気で、
ムリのない通院がしやすかったです。

時間的な余裕をもてるというのが、
地味にありがたかった。

仕事に復帰したいと考えると、
どうしても頻繁に病院に行くのは負担になるし、
出かけない日というのも欲しくて、
自分の希望を考えるとそんな感じだった。

しっかりとした治療というのを考えるのであれば、
A病院だし、時間との兼ね合いを考えるのであればB病院。

そんな感じで、
それぞれ良さを感じました。

金銭的な負担は、両者あまり変わりはありませんでした。

頻繁に通うA病院は、回数行くけれども、1回1回お昼ご飯もついていて、
かなり安かったので、トータル的な視点で見たら、
金銭面は違いがなかったです。



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