近年ではマインドフルネスというものが注目を集めていますよね。
簡単に言いますとマインドフルネスとは「今ここだけに(一点集中している心)のあり方」のことをいいます。
「よくゾーンに入った!」とか言う”そのゾーン”です。
頭の中が整理できるとか、雑念を感じなくなるとか、ちょっとした瞑想に近い感じもします。
またマインドフルネスによって、うつ病が改善したなんていう話もあります。
企業で取り入れているなんてところもあるくらいマインドフルネスは注目を集めているんですね。
そんな人気のあるマインドフルネスなのですが、その手法は「今、この瞬間に気持ちを向けて、現実をあるがままに知覚すること」となっています。
これは実践してみないと、分かりづらい感覚だと思うのですが、多くの人がその効果を実感しているんですよね。
そういった事実から、かなり効果があるものなのではないか?と思っています。
私達は普段、何となく悲しそうに見えるとか、怒っているように感じるとか、様々な色眼鏡をかけて世界を捉えがちです。
そしてマインドフルネスによって、その色眼鏡が外れるんじゃないかなと私は考えました。
例えば、あの人は「仕事しろと怒りながら言った」というような色眼鏡アリの状態から、あの人は「仕事しろと言った」というふうに、客観的に見れるようになるとか、
過去を思い出して悲しくなる代わりに、今の現実に集中してネガティブな時間を減らすとか。
そんな思考方法がマインドフルネスによって身につくんじゃないかと感じました。
うつ病改善にマインドフルネスが役立つ?
マインドフルネスによって、うつ病、PTSD、パニック障害、全般性不安障害などが改善された例があります。
本当に多くの人が、その効果を実感していて、体験談と検索すれば、無数にでてくるような状態です。
気になる人は、是非一度検索してみてください。
本当にたくさんあるので、自分と似た境遇の人の体験談も読めるかもしれません。
このような体験談だけでも、うつ病改善に役立つことを示しているとは思うのですが、客観的な視点から見ても、ネガティブな気持ちを引き起こさせる思考の習慣を変えられるというのがあるんじゃないかと私は感じました。
私達は常に何かを考えている生き物なのですが、そのパターン化された思考をマインドフルネスによって自覚し、改善できるのだと思います。
それは1種の認知行動療法とも言えるでしょう。
色眼鏡を外すという認知の歪みの改善。
そうやって考えると、マインドフルネスは、うつ病の根本的な治療に繋がっていくんじゃないかなと感じます。
また、マインドフルネスはうつ病改善だけではなく、普段の日常生活でパフォーマンスをアップさせたり、ストレスを軽減するためにも役立つそうです。
日常生活をよりよく過ごす上でも取り入れてみたらいいかもしれませんね。
マインドフルネスの効果
マインドフルネスによって、精神病が改善したと言う人は数多くいるのですが、一方で科学的な根拠はないという声もあります。
マインドフルネスそのものに効果がないということではないのですが、精神病に対してものすごく有効なのか?というふうに考えた時に、薬の方が効果があるのでは?という考えがあるようです。
即効性を考えた時に、薬の方が目に見えて効果があるような感じがしますし、その病気のための薬なので、効果はそっちの方があるという見方なのでしょうね。
マインドフルネスは元々病気のためのものではないため、精神病に絶大な効果があるとは言い難いということなのかもしれません。
マインドフルネスは、その効果を実感するまでに、およそ4週間〜8週間かかるので、本当に絶大な効果が期待できるのか?と言われると、確かに疑問です。
1ヶ月くらいはかかると考えると、じれったい!と感じる人もいるでしょう。
なので効果を実感する前に、効果ないじゃんと感じて辞めてしまう人もいます。
そう考えると、全ての人への治療方針として、マインドフルネスをオススメしようとは、中々できないのかもしれません。
ですが、私としては、うつ病の人こそ、マインドフルネスをやってみる価値が大いにあるんじゃないかなと感じています。
時間がかかり、効果が中々でてこないからこそ、気づいたら治っているということが発生する可能性もあります。
何事も少しずつ改善されていくものです。
即効性のあるものは、元の状態に戻るリバウンド現象というのがありがちですが、少しずつ改善していったことに、リバウンドというのはそうそうないです。
そういう点からも私はマインドフルネスをオススメしたいと思います。