ベンツの止まっていた下にオイルが漏れた形跡がある・・
ディーラーに診てもらったが、何やらデフサイドシールからオイル漏れと言われ交換見積もりが、「7万円」?て言われたんだけど・・
でも安心してください。
やり方次第では4万円から5万円で直せる事ができます。
私はたくさんの事例を見てきていますので分かりますが、あなたからすれば納得がいかない事だと思います。
なぜそんなにも高いのか?
ベンツの修理代及び見積もりに関して触れてみたいと思いますのでどうそ。
ベンツのデフからオイル漏れはよくある事
ひとまとめに言える事ですが、デファレンシャル(デフ)はほとんどオイル漏れをしています。
原因はともあれ漏れていた跡はかなりの確率で発生している事があります。しかし故障ではありません。
あっ、という間にデフに入っているオイルがなくなるようでは故障ですが、にじみ程度では故障には入らないので安心してください。
デフは正直密閉されていません。
よく見ると上に通気口がありますので、タイミングがある時に見てください。
動力をタイヤに伝える部品(シャフト)の付け根に付いているのがデファレンシャルと言う部品です。
通称名「デフ」と呼ばれています。
デフの横方向左右にあるのがサイドシールです(今回のターゲットです)
オイルがしたたり落ちていなければ、すぐには壊れませんからビックリしないでも大丈夫ですよ。
ディーラーへ持っていく前に、下の項目を確認をしておきましょう。
- あなたのベンツの漏れているオイルの色は何色ですか?
- あなたのベンツ後側から漏れてますか?
- あなたのベンツの後ろのサスペンションは油圧ですか?
- あなたのベンツの前から漏れてますか?
上の事柄を詳しく解説していきますね。
- オイルにもおおむね種類がありまして、「エンジンオイルは主に黒色」です。
ミッションオイルは「オートマチックは赤」「マニュアルはあめ色(うっすら茶色)」今回のデフオイルの色は「あめ色で少し黒が混じります」補足で冷却水は「青か赤」になりますのでわかりやすいです。 - 後輪駆動のデファレンシャル(デフ)は後ろについてますので、後部座席のやや後ろ側で、前輪駆動の場合は前のオートマチックの中に入っていますから、オイルの色は「オートマチックの場合は赤」となります」間違わないでください。
- なぜサスペンションのことを書いたのかと言いますと、最近のベンツは油圧や空気(エアー式)の足回りが多いからです。
エアサスは異常があると車高が下がってしまいますが、油圧式のちょっと古いベンツですがABCサスペンションは油圧制御しています。
油圧の場合は「主に黒」が多いです。最近油圧の修理をした場合ですとあめ色に近いでしょう。 - 最後の前からの漏れであれば、・エンジンオイル・パワステオイル・ブレーキオイル(希です)・冷却水などがあります。大抵は警告ランプが点灯する仕組みですから、メーターパネルで確認可能になりますのでわかりやすいです。
一応このくらいが目安になりますので、わからない事がありましたらお問い合わせ下されば、おおむね48時間以内にお答えできると思いますのでお気軽にどうぞ。
オイル漏れの様子を写真に納めてメール送信
ご説明を簡単にベンツのショップにお問い合わせする場合は、
あなたのスマホや携帯、そしてデジカメなどで撮影しておけば問診もスムーズにいくこともあります。
やはりお店にベンツを持ち込んで言葉でご説明すると、
どうしても説明が難しくなり、とんだ高額の修理代金にもなりかねませんので、目安として画像を撮っておくのも一つの策です。
私から失礼かもしれませんが、メカニック目線からですと直らないと困りますから、どうしても見積もり点数が多くなるのが最近の修理の建前です。
そこをよく理解しておいてください。
デフオイルのオイル漏れの場合は、漏れる箇所は今回のサイドシールがとても多い修理事例のひとつですから覚えておいても損はないと思います。
デフサイドシールの交換料金は?
交換にはデフを降ろしますので料金が高い傾向にあるんですね。
デフサイドシールの部品代=3000円位からあります。オイル代は5000円からありますし高額ではありません。
工賃が少し高めになりますので、そこは中古車買取と同じく複数ショップを回った方がいいでしょう。工賃は車種にもよりますが、だいたい45000円くらいからが相場です。
今回のデフに関しては、工賃がとても大きいウェイトを占めてますので工賃を削る事はできません・・
しかし交渉次第では多少ですがディスカウントできる余地はあると思いますので、諦めずに営業してみてください。
ベンツのデフサイドシールを安く直す方法
そして肝心な安く直す方法は、持ち込み部品を大いに使うことでしょう。
今は、ここが結構ゆるくなっている点です!
昔は一切持ち込み部品は受け付けてもらえない事がありましたが、最近ではしれつなお客様獲得競争ですから受付するショップが本当に多くなりました。
そこをうまく利用しましょう。
もちろん違う部品は購入しないようにしてくださいね。
最近はネットでも良心的な接客をして頂けるお店が多いので、車台番号を告げれば見積もりしてくれるところが多いです。
通常ショップに持ち込める部品は以下の部品になります
- デフサイドシールを2個とミッドシールといって、
もう一つ先頭にプロペラシャフトという棒のゴム
のシール(ゴム)も必要になります。 - デフオイルが2リットルから3リットルくらい必要です。
- 車種により違いますが、デフカバーのパッキンが
必要なベンツもありますので、そこは注文する際に
お店にお問い合わせしてみてください。
・ベンツのテスターにご興味があればこちらからどうぞ
・ベンツW211の足まわりにご興味があればこちらからどうぞ
・ベンツのブレーキパッドに興味があればこちらからどうぞ
・ベンツのパッド交換の記事はこちらからどうぞ
まとめ
最後に、デフオイルが漏れますと鼻につく独特な匂いがしますのでわかりやすいと思います。
漏れたからといって焦らないでも大丈夫ですから、一度冷静になってベンツの下回りを一周見て回りましょう。
明らかに後部座席のやや後ろ側の真ん中付近であれば、デフオイルの可能性が高いです。
定期的な点検を心がければ、とても永く乗れる事ができるメルセデスベンツですから愛着を持って安心を乗せて運転をするようにしてください。