外車の修理で純正部品と社外部品どちらを使う?
通常ベンツの車両が故障した場合は、一度ディーラーで純正金額の部品代を聞きますよね?
当たり障りなくディーラーで聞いて、まず基準価格を頭に入れてから、今度はwebで簡単にディラーの見積もりに明記ある部品番号を検索をかけて安い部品を見当をつけますよね!
これは通常やる行動で、今度はヤフオクで同じように品番を検索かけて部品を探して一番安い部品を購入する。この流れが今の購入パターンになります。
そう検索している中で、パッケージに色々なメーカーが目に入ってきますので、
その時に迷いますがwebに出ているので安心してしまい
ついメーカーの特色を分からず購入します。
それが後で大きな落とし穴で、メーカーによって様々なクオリティがあるのです。
これを見て頂けると分かりますが、何か変ですよね?
これはお客様が部品を持ち込みで交換させて頂いてから僅か1ヶ月半位でこのような形になってしまった一例です。
お客様から交換してからまた音がし始めた?と言う訴えでしたが、リフトに上げて確認して見ますと、ロアアームがブッシュからズレてしまいハンドルを切ると異音が出るという症例でした。
失敗しない部品選びは?
失敗しない為には、一番安全なのはやはり純正部品をチョイスされたら間違いはありません。
これはどのメーカーの車両にも言える事ですが、純正から出ている部品はその都度部品のクオリティーを確認して症例が何件も出てくるようであれば、品番をその都度替えて改良を重ねた新しい部品として入れ替えて供給しているので、粗悪部品と言うのは自ずとはじかれていくシステムになっているのです。
社外部品(OEM)のなかには、純正で使用しているメーカーも多々ありますがやはりweb上ではこのメーカーは良いとか悪いとかの情報が全く分からないので失敗してしまうのです...
分からない場合は、気持ち的に話づらいかも知れませんが、日頃お世話になっているショップ等に聞くことも一つではないでしょうか?たくさんある整備工場のなかには親切に話を聞き入れて下さる工場も少なくありませんので一度聞いてみて下さい。
きっと優しい工場は沢山あるはずですよ!
外車修理は国産と違い直し方が千差万別で思いがけない直し方も存在しますので、聞くのも一つの直し方です。
しかし昨今自動車の修理には、車両とのコミュニケーション手段として車両とインターフェイスを繋いで車両の不具合箇所を見極めて行く事が一番の診断要素になりますので、診断機(テスター)を持っている工場でないと診ることは不可能になって来ています。
そのテスターも、純正品から汎用品まで幅広く出回っていますので車両のオーナーさんも工場に出す際には、是非ホームページ等で確認して出すようにして下さい。
そして車両を預けた工場の診断する要素も少なからず大きく左右されますので、気をつけて下さい。
- 診断する期間が長く何日も連絡が来ない?
- 工場から連絡がきたが、異常に金額が高い..
- 専門用語を言われてちんぷんかんぷんで、挙句の果てには交換してみないと分からないと言われた?
- 何回も同じ修理をしているのに直らず、また同じ部品を交換してみたいと言われた
抜粋しましたが、このような事も少なからずあるかもしれません。
テスターを使い診断すると言う事は、非常に整備診断スキルを必要としますので今の自動車整備環境は目まぐるしく変化に飛んでいます。昔のような整備技術では現代の車は触れなくなってきています。一工場にテスターは必須工具になっていますので、整備工場もそれなりに日々トレーニングを積まないと、あっという間に取り残される時代になっています。
世の中は簡単に情報が飛び交っていますので、情報の捉え方一つで自動車ライフも変化しますので
もう一度言いますが、是非持ち込む工場に質問をしてみて下さい。
必ず良い答えが返ってくるはずですから...