うつ病なのによく食べよく眠るという非定型うつ病。
女性の患者がほとんどで周囲から見てもこれ本当に病気なの?って疑問に思われがちです。
非定型うつ病の症状として挙げられるのは以下のようなものになります。
- 過食
- 過眠
- 他責的
- 気分反応性
- イライラ
- 人間関係で拒絶されることに過敏である
- 夕方から具合が悪い
- 身体が鉛のように重い
症状だけ見ていったらけっこう数多くあるのですが、周囲から見ると誰にでもよくあることなのでは?と思われがちな症状が多いです。
ですが本人はとても辛い想いをしています。
非定型うつ病は過食になる傾向があるのですが、その影響で10キロくらい一気に太るということがあったりします。
周囲から見ても「どうしたの!?」って言いたくなるくらい体型に変化がでることがあるのです。
そして他責的という症状もあるのですが、私としては他責的と自責的をいったりきたりしているのが本当のところじゃないかと感じています。
非定型うつ病は嫌なことがあると、気分が落ち込み好きなことは楽しめるという風に言われていますが、気分の落ち込みがあるということはその時は恐らく自分を責めているのです。
人を責めながら落ち込むということは、人の仕組みとしてはあまり考えられないことで、基本的には自分を責めた時に落ち込みとか憂鬱という感情がでてくるものなのです。
人を責めたり何か不満に感じたり矛先が相手に向けばイライラとか怒りという感情になります。
なので本当は自責と他責の2つがあると思うのです。
非定型うつ病の辛いポイント
非定型うつ病は、その症状から甘えと言われ周囲から理解を得づらい病気だと私は感じています。
そして本人も甘えなのかもしれないと思って自分を責めたり、心を守るために楽しいことに触れたりの繰り返しでどうしたらいいのか分からないと感じていることがあると思います。
どうしたら治るのか?とかやっぱりただの甘えなのか?とか思考がグルグルとしているのが、辛いポイントなのではないかと私は感じています。
また非定型うつ病は原因もまだはっきりしていない病気となっています。
なのでこうすれば治るという具体的なものが分かりづらくイメージが掴みづらいです。
ただ私としては「非定型うつ病も脳に原因があるのではないか?」と疑っています。
やはり感情を発生させる要因はほとんどの場合脳にあることが多く「症状の過食や過眠も脳の機能低下によっておこっているのではないか?」と考えています。
なので治療方法も、うつ病と同じように脳を鍛えなおしたりバランスを整えることが一番いいのではないかと感じています。
非定型うつ病の自己治療について
非定型うつ病は、おそらく多くの時間憂鬱と怒りを繰り返している状態だと思います。
うつ病の回復プロセスは「憂鬱→怒り→退屈」という順になっていますので最初の目標となるのは、怒りを感じることになります。
この回復プロセスは、一般的なうつ病の指針になっていますがおそらく非定型うつ病の人にも当てはまります。
治療における最終的な目的地は退屈を感じるというところになりますが、それはしっかり怒りを感じ取った先にあるものですのでひとまずは通過点である怒りを目指して治療していきます。
非定型うつ病の人は症状として他責的と言われていますが、自責のパターンがないというわけではないと私は考えています。
なので自分でできる治療方法として考えられるのは、うつ病同様に「自分に優しい言葉をかけるということが有効になってくるのではないか?」と感じています。
まず習慣として自分を責める代わりに、自分に優しい言葉をかけるようにすること。
これを毎日5分間21日間実践して、意識しなくても優しい言葉を投げかけられる自分になることを目指します。
また一般的な非定型うつ病の治療方法では、辛くても仕事に行くとか頑張った方が良いとありますが、少しやり方を考える必要があると私は思います。
しなければいけないという気持ちで行うことは、どんな人間からも気力を奪い取ります。
仕事は生活に必要な場合が多いので外せないということは多いですが、しなければいけないことを見つけて目標にする前にしたい理由を見つけて目標にする方が何事も意欲的になれると思います。
嫌な事でもその中からしたいなと思える理由を探せるとまた違った世界が見えるでしょう。
どうせ目標を立てるのであれば、考えるだけでワクワクするような目標の方がいいと感じます。
それが非定型うつ病を治す上でも有効だと思います。
最後まで感謝そしてありがとうございます
skycircle